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第269回 栄TMC 日本語強化例会

今回は栄トーストマスターズクラブで初めての「逆順例会」を実施しました。
逆順例会とはTM Y.S.が他クラブに訪問訪問した際、感銘を受けて持ち帰った企画で、通常の例会とは全く逆から進んでいく例会です。
写真撮影をして、会長の締めの言葉から始まり、総合論評、論評、テーブルトピックス、準備スピーチ、ジョークスピーチと進んでいき、最後は会長の挨拶で終わります。
例会の中で何が起こるのかが「先に」発表されるので、自分の役割に関係のある部分は特にしっかりと聞いて、予言に従って行動しなければなりません。

最初にTM Y.S.から、この逆順例会を実施する目的として、「聴く力を養うこと」と「即応力を養うこと」が説明されました。
通常の例会とは順番が逆なので、何が起こったのかを想像し、後の人はその想像にできるだけ近づける形でスピーチを披露する必要があり、「想像力」と「記憶力」のトレーニングにもなりました。

最初の役割である総合論評者のTM K.U.は全ての役割に対してどのような状況だったのかを満遍なく語り、参加者は皆、まるで長文読解の問題を聞くような面持ちで総合論評を聞いていました。
続いて今日の言葉、文法係のTM H.N.は、ゲストコメントにて今日の言葉が3つもあることを知り、早速、「最高」「金賞」「炎天下」というタイムリーな言葉を提示してくれました。
あーカウンターのTM K.H.は各スピーカーの不要な言葉の使用回数と共に、癖のある言葉づかいを提示し、逆順の難易度を上げるのに貢献しました。
各論評者は既出のコメントと準備スピーチのプロジェクトとタイトルから想像力を発揮して論評を考え出し、良かった点、改善点を上手に話されていました。TM Y.N.ベスト論評おめでとうございます!

トピックスマスターのTM T.N.は各スピーカーの話した結果を想像してコメントし、各スピーカーはそのコメントから何を話したのかを想像して話を披露しました。
話の内容、不要な言葉の回数、口癖、終了予測時間、本日の言葉という、ただでさえ即興で難しいテーブルトピックスが更に複雑怪奇なものになっていて、大変そうだな〜と思っていましたが、ゲストのTM R.S.、TM R.Y.両名共々皆さん想像力と即応力を働かせ、見事にお題クリアされました。TM R.S.ベスト即興おめでとうございます!

準備スピーチ3番目のスピーカーTM S.K.はトーストマスターズと寺子屋の共通点からトーストマスターズは勉強するのに最適な組織であることを、プロジェクトの目的である説得力のあるスピーチに合わせて披露すると共に、論評者TM Y.M.のメガネを外して!要点を早口で!を組み込むことで、より楽しいスピーチが披露でき、結果的にベスト準備スピーチに輝きました。
準備スピーチ2番目のスピーカーTM K.H.は自身が長子であるが故、物事に厳格さを求める性格を課題として挙げ、そこから脱皮する方法を、論評者のTM Y.N.の双眼鏡で覗くアクションを入れて!などのリクエストも上手に取り込み、共感の持てるスピーチを披露されました。
準備スピーチ3番目のスピーカーTM M.S.はオリンピックの歴史に残る興味深い選手たちの紹介をユーモアあふれる語り口調で話され、TM H.K.のユーモアに対するアドバイスやあーカウンターの口癖の指摘「あっ」を入れることなどを、とても面白おかしく取り入れ、笑いを誘いました。
ジョークマスターはゲスト参加にもかかわらず、TM R.S.に引き受けていただき、栄のメンバーも巻き込んでの大喜利を披露して、最後に例会の場を温めてくれました。

逆順例会はとても忙しく、集中力と記憶力との勝負で、いつもと違って少々疲れましたが、目的どおり得るものも多く、非常に良い体験となりました。
上部の写真が例会前、下部の写真が例会後です。後の方がなんとなく、疲れているけど、終わってホッとしている感じがしませんか?
参加者の皆さん、逆順例会お疲れ様でした!

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What's Toastmasters Club?

トーストマスターズクラブとは?

トーストマスターズクラブは、1924年にラルフ・スメドレー博士によって創立された非営利の教育団体で、その主目的は、コミュニケーション技術及びリーダーシップを向上する為に、毎週又は隔週、パブリックスピーチをする会合を開催し、互いに評価し合うことにあります。「トーストマスター(toastmaster)」とは、「乾杯の音頭を取る人」の意。

世界143カ国に16,800以上のクラブがあり、日本には、北は北海道から南は沖縄まで、約200クラブ、4000人以上の会員がいます。

 

トーストマスターズでは春に、会員によるコンテストが行われます。

 

クラブ内のコンテスト優勝者が代表として地域の予選に進み、最後は全国大会で優勝者を決めます。英語のスピーチコンテストは世界でのコンテストもあり、世界大会での優勝者は、”World Champion of Public Speaking”と呼ばれます。

 

さらに詳しい説明はトーストマスターズ・インターナショナル国際本部トーストマスターズ日本支部をご覧ください。


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