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第288回 栄TMC 日本語強化例会

今週の日本語例会はオンサイト会場の準備ができるメンバーの都合がつかず、急遽ハイブリッドからオンラインのみの例会に切り替えての開催となりました。

ハイブリッド例会を運営する場合、オンサイト側はどうしても会場の確保と機材のセッティングが必要になりますが、それができるメンバーが限られていると運営自体に影響を及ぼしてしまうので、オンサイト側の準備の簡略化と手順の共有は栄クラブの喫緊の課題だと感じられました。
 

さて、何はともあれ完全オンラインにて、会長のTM T.N.から季節に合った雨を表す五月雨、長雨、群雨などのきれいな語句が紹介され、このような言葉を操る余裕のある大人になりましょう!との挨拶から例会が始まりました。

総合司会のTM H.K.はいつものペースで各役割を紹介し、ジョークマスターも兼ねていたのでジョークを披露・・・と思いきや、パソコンが起動中とのことで、とりあえずジョークは後回しとして準備スピーチに進みました。

 

本日の準備スピーチセッションは3名のスピーカーが準備スピーチを披露しました。

最初のスピーカーTM K.H.は、ストレスフルな世の中で弱っている身体を癒すべく、玄米の良さを科学的な視点、スピリチュアルな視点から説明し、腸活の実践を聴衆に提案しました。

2番目のスピーカーTM H.N.は、役員就任満了の感謝のスピーチを披露する設定で、厳かに話し始め、各役員ひとりひとりの特徴を、自身の感じたまま感動的に説明し、役員を担った経験から学んだリーダーの在り方について熱く説きました。

最後のスピーカーTM T.N.は、現代の様々なややこしい問題が単純な正義と悪の二元論では解決できないことを、3つの例を挙げて説明し、多様な価値観を受け入れることが一つの解決策であることを主張し、ベストスピーカーを獲得しました。

 

ここでパソコンが起動完了し、準備万端のジョークマスターTM H.K.から、ジャポニカ学習帳の写真を題材にしたジョーク、例えば、こちらを覗く女性の写真のノートを使う教科は・・・「観察」などを披露し、大きな笑いを獲得しました。

 

トピックスマスターのTM S.K.は、栄クラブでやりたいイベントを最初のトピックとして質問し、TM M.S.は、人生を変えた本の紹介と自分の軸となっている職業体験の共有をしたいと答えました。

人生を変えた本として、TM A.L.は「すぐやる」、TM H.K.は「問題解決ソリューション」、TM G.Y.は「アルジャーノンに花束を」を紹介しました。

3つの本のうち、どれに興味を持ったかを問うと、TM T.N.は「アルジャーノンに花束を」を論評の観点から答えました。

すぐやるとたら何をやる?の問いに、TM Y.S.は洗濯物の取り込み、机の整頓、会計処理を挙げました。

TM K.U.は、自分の軸となっている職業体験として、自身の事務の経験から、真面目に取り組むこと、分け隔てなく取り組むこと、ちゃんと休むことを説明しました。

ベストテーブルトピックスはTM G.Y.とTM K.U.に贈られました。

 

最後の論評セッションでは、最初の論評者TM M.S.は笑顔や具体性などの良い点を挙げ、次に自分がどの役員を担うかを表明されると尚説得力が増す、という超的確な改善点を提示しました。

次の論評者TM H.K.は、スピーチのサマリーを説明し、テーマの強調などの良い点を挙げ、ストーリーテリングとしてエピソードを深掘りすることを推奨しました。

最後の論評者TM S.K.は、構成の良さを良かった点として挙げ、より滑らかな話し方を会得することで更にスピーチの説得力が増すことを提案しました。

ちなみにワードマスターTM A.L.は「会得」を今夜の言葉として採用しました。

総合論評のTM Y.S.はそれぞれの論評者および各役割の論評を述べ、文法係のTM A.L.には、もし文法に関して何も見つけられなかったとしても、何か小さなことでもいいので、自分なりの観点で一つでも発表できると良いですね、との改善案を優しく添えました。

 

今回も久しぶりに標準的な形式の例会を楽しむことができました。

参加者の皆さん、トーストマスターズの今期も残すところ1か月です。

残りの例会も楽しんでいきましょう!お疲れさまでした!

 

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What's Toastmasters Club?

トーストマスターズクラブとは?

トーストマスターズクラブは、1924年にラルフ・スメドレー博士によって創立された非営利の教育団体で、その主目的は、コミュニケーション技術及びリーダーシップを向上する為に、毎週又は隔週、パブリックスピーチをする会合を開催し、互いに評価し合うことにあります。「トーストマスター(toastmaster)」とは、「乾杯の音頭を取る人」の意。

世界143カ国に16,800以上のクラブがあり、日本には、北は北海道から南は沖縄まで、約200クラブ、4000人以上の会員がいます。

 

トーストマスターズでは春に、会員によるコンテストが行われます。

 

クラブ内のコンテスト優勝者が代表として地域の予選に進み、最後は全国大会で優勝者を決めます。英語のスピーチコンテストは世界でのコンテストもあり、世界大会での優勝者は、”World Champion of Public Speaking”と呼ばれます。

 

さらに詳しい説明はトーストマスターズ・インターナショナル国際本部トーストマスターズ日本支部をご覧ください。


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